2011年7月3日 文化人類学会 関東地区懇談会@東洋大学

関東地区研究懇談会
連続企画 協働するフィールド:文化人類学の何をどう活かすのか? 第1回

<企画趣旨>
広く市民、社会一般にたいし、文化人類学による仕事の成果、思考や方法をどのように活かし、発信していくべきか、これは文化人類学という学問の存在意義を社会に示すという、本学問領域の今後の発展の在り方に大いにかかわることでもある。昨年度は「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝えるか」をテーマに、まず大学教育の場から、如何に文化人類学を教育し、それを通して社会に何を訴えかけて行くことができるのかといったことを議論した。そこでなされた議論をふまえながら、さらに教室/大学の外の社会と協働していく可能性を探りたい。文化人類学のカバーするところは年々多様化し、また一般社会や大学という組織から「人類学者」に期待される範囲は多岐にわたってきている。今年度は、自らの人類学的経験をさまざまな形で実社会に活かそうと手探りの試みを始めている方々に、そうした試みについて報告していただく。そのうえで、この学問の成果を社会にどのように活かしていくことができるのかを考えていきたい。

日時: 2011年7月3日(日)  14:00~17:30
会場: 東洋大学白山キャンパス 1号館 3階1310教室
http://www.toyo.ac.jp/access/access_j.html(アクセス)
http://www.toyo.ac.jp/access/hakusan_j.html(キャンパスマップ)

プログラム:
14:00~14:10 趣旨・前回までの流れ 椎野若菜

14:10~15:20 「学生と立ち上げたフェアトレード活動―海外体験学習と地域を結ぶ試み」
子島進(東洋大学国際地域学部)
*参考文献:子島進・五十嵐理奈・小早川裕子編/東洋大学国際地域学部子島ゼミ『館林
発フェアトレードー地域から発信する国際協力』上毛新聞社、2010年。

15:20~15:35 休憩

15:35~16:45 小西公大(東京外国語大学)+門田岳久(日本学術振興会)
「参加型開発と人類学的コミットメント―『廃校プロジェクト』から考えるその可能性と不可能性」

16:45~17:30 ディスカッション

問い合わせ先:
第24期日本文化人類学会関東地区研究懇談会幹事:
石田慎一郎、椎野若菜、孫暁剛、高野さやか、松村圭一郎、渡邉暁子
第24期関東地区研究懇談会担当理事: 三尾裕子

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