2010年12月11日 アフリカ学会 関東支部 「『アフリカの年』から半世紀―過去・現在・未来」 第二セッションで発表
http://wwwsoc.nii.ac.jp/africa/j/activities/kanto.html#syukai
◆関東支部主催:2010年度 研究集会
「『アフリカの年』から半世紀―過去・現在・未来」

セッション2:アフリカの公共を考える(13:00-15:00)
司会:船田クラーセンさやか(東京外国語大学)

第2セッションでは、アフリカの「公共」(public-ness)を多角的に議論します。今日のアフリカで重要な問題のひとつは、誰が公共を担うのかという問題です。本来、公共を担うはずの国家が、アフリカにおいて様々な矛盾を内包していることは、近年多くの研究が指摘してきたところです。それでは、誰が公共を担うのでしょうか。市民社会か、共同体か、あるいは国際社会でしょうか。本セッションでは、その可能性と課題を、下から捉えることを目指します。今日、資源、生命、性、市民権、移民、宗教、言語、教育、紛争など、きわめて多様な領域において、公共との関係のあり方が問われています。換言すれば、誰が何をどのように誰のために管理するのか、という問題が様々なところで噴出しているのです。本セッションでは、現代アフリカの公共をめぐる問題領域に多様な問題領域から光を当て、その課題や可能性を論じます。

「スーダン-あるアフリカ国家の破綻?」   
栗田禎子(千葉大学)
「『民族』をこえた公共性-エチオピア農村社会の事例から」 
松村圭一郎(立教大学)
「ケニア・ルオ村落社会で公共性を考える-独立から『ケニア再生』の期待とのはざまで」  
椎野若菜(東京外国語大学)
コメント:岩井雪乃(早稲田大学)、武内進一(JICA研究所)
質疑応答

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