2010年度~ 文化人類学会関東地区懇談会 連続企画 「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝える
2010、2011年度と文化人類学会の関東地区懇談会の幹事になりました。
人選して、石田慎一郎、孫暁剛、高野さやか、松村圭一郎、渡邉暁子さんらをひきこみ、
会合をひらき、あれこれ議論して、次のような企画をかんがえました。

2010年度~ 文化人類学会関東地区懇談会 連続企画
「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝えるか」


 広く市民、社会一般にたいし、文化人類学による仕事の成果をどのように発信していくべきかを問うさいに、大学の学生はもっとも身近なオーディエンスといえるだろう。彼らに文化人類学の何をどう伝えたらいいのかと考えるということは、この学問の社会における意義役割をどう発信すべきか、という議論にもむすびついていく。 これは文化人類学という学問の存在意義を社会に示すという、本学問領域の今後の発展の在り方に大いにかかわることでもある。
 また、現在の大学教育においては、 学生にわかりやすい、「面白い」授業をすることが期待される。しかし、具体的に、どう工夫すればいいのか??文化人類学者たちは、いまどのような授業をしているのだろうか。各大学は文化人類学をどう位置付け、教員にどのような期待をしているのだろうか。
 本企画では、まず文化人類学の授業をどのように行っているのかという情報を互いに交換、共有し、各人がより自分の研究背景を生かした、かつ学生にも 分かりやすい/分かってもらいやすい授業を行う工夫を練りだすことを課題としたい。同時に、授業の単なるノウハウにとどまらない、文化人類学に何が期待されているか、各人が文化人類学をどう考えるか、といったことに関係する試行錯誤を共有することからはじめたい。こうした作業を通じて、フィールドから持ち帰ったデータ、人類学的知を、教室/大学というフィールドでどう実践すればよいのか、考えていきたい。

第24期日本文化人類学会関東地区懇談会幹事
石田慎一郎、椎野若菜、孫暁剛、高野さやか、松村圭一郎、渡邉暁子
担当理事 
三尾裕子

 第一回は、11月6日に立教大学にて開催します。ふるってご参加ください。

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「教室/大学というフィールド――文化人類学の何をどう伝えるか」 第一回 概論編
日時 2010年11月6日  13:30~17:30
場所 立教大学池袋キャンパス 12号館 第一・第二会議室(地下1F)
http://www.rikkyo.ac.jp/access/ikebukuro/campusmap/

【プログラム】

趣旨説明 椎野若菜 13:30~13:40

第一部 13:40~15:10

石田慎一郎、深田淳太郎、植村清加、小西公大

休憩 15:10~15:30

第二部 15:30~17:00

鈴木洋平、モハーチ・ゲルゲイ、田中大介、高橋絵里香
ディスカッション 17:00~17:30

●連絡先●
松村圭一郎(立教大学)kmatsumura[at]rikkyo.ac.jp
椎野若菜(東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所)wakana[at]aa.tufs.ac.jp

●企画へのご意見、ご質問等はこちらへ●
bunka.jinrui.kanto2010@gmail.com

第二回は、12月18日開催です!!

ポスターです 

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