AA研アフリカ文化基礎研究班公開セミナー上映会10/25開催
★東京外国語大学AA研アフリカ文化基礎研究班公開セミナー★

The Life and Times of Sara Baartman〔サラ・バールトマンの生涯と時代〕
(南アフリカ,1998年,英語,52分)上映会

日時:2010年10月25日(月)18:15~20:15
場所:東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所3階大会議室(303)
解説:永原陽子(AA研/南部アフリカの歴史)
参加費:無料 
事前申込:不要(どなたでも参加できます)
お問合せ:aaafrica@aa.tufs.ac.jp

今からちょうど200年前、南アフリカの先住民コイコイの女性サラ・バールトマンがヨーロッパに連れて行かれました。サラは「ホッテントット・ヴィーナス」としてロンドンやパリの見世小屋にかけられ、死後は解剖され、脳と女性器がホルマリン漬けにして保存され、骨格標本・蝋人形とともにパリの博物館で1970年代半ばまで展示され、その後も保管されていました。南アフリカの民主化とともに、サラを「人」として取り戻そうとする機運が高まり、2002年にサラはフランス政府から返還され、故郷に埋葬されました。サラの帰還後、ヨーロッパ各地にあるアフリカ人の身体標本や遺骨の返還を求める動きも盛んになっています。南アフリカの映画監督、ゾラ・マセコ(Zola Maseko)による映像を見ながら、アフリカ先住民の歴史と植民地主義・人種主義・ジェンダーの問題について考えてみましょう。

なお、本作では、サラの返還を求める声が高まってきた時期までを扱っています。その後の南アフリカへの返還までを扱った続編「The Return of Sara Baartman」〔 サラ・バールトマンの帰還〕(Zola Maseko製作,2003年,英語,55分)については、12月7日(火)に上映を予定しています。あわせてのご参加をお待ちしています。

★お忙しい中、ご参加ありがとうございました!!!いい議論もできました。
次回は12月7日の夜です。
おそらく、開始まえに前編をみられなかった方のために上映を予定しています。

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